技工士による最終仕上げ

詰め物やかぶせ物を作るのは、歯科医ではなく、専門の「技工士」です。

歯の型を技工士に渡すだけで、患者さんの詰め物やかぶせ物を仕上げてしまう医院がほとんどですが、患者さんの口の中の詳しい状態を技工士自身が知ることで、よりあなたのお口に合う詰め物やかぶせ物を精密に作ることができます。

現在、当院に常駐の技工士はいませんが、熟練の技工士が医院に来て、メタルボンドなどのかぶせ物などを作る場合患者さんの歯の色を見たり、色や形の最終調整などを直接行い、当院で仕上げてセットしています。

また当院では、必要であればキャディムという器械を使って、バイオセラミックやチタンと言う現在ほとんどアレルギー反応のないかぶせ物を精密に製作します。チタンという金属はインプラントにも使われ骨の中にも埋め込まれる金属です。詳しくは 金属アレルギー治療のページ で説明してあります。

上の歯の後ろから3番目のものが削りだしたキャディムクラウンです。

 

普段は私の趣味に使ったり、観葉植物が置いてある技工室です。昔は自動車エンジンのコンロッドの研磨やバランス取りもしました。カーバイトバーで金属が針のようになり目にたくさん刺さったこともありました。もう今はしません。今の自動車のコンピューターはわかりません。

メタルボンドから金属床まで可能ですが、すべて外注になりました。